FXは教科書的な相場を選ぶべき【勉強すれば誰でも勝てるから】

FXは、勝つことがハンパなく難しく、勝つための条件を挙げはじめたらキリがないぐらい、総合的な能力が要求される「とんでもなく難しいゲーム」です。

僕もトレード(株をやっていた頃を含め)で勝てるようになるまでには、「数百万円の損失と数年間の勉強期間」という代償を払わされました。

それでも、今は「トレード日記」にあるように、ほぼ毎日FXで利益を積み重ねることが出来ています。

この状態になるまでには、数々の克服すべき課題があったわけですが、その中のひとつがこのページのタイトルの「FXは教科書的な相場を選ぶべき」です。

これは、天才肌ではない僕のような「凡人トレーダー」には、すごく大切なことなんです。
なぜなら、チャートの論理に近い動きをする「教科書的な相場」では、チャートの勉強をしてきたトレーダーが、その成果を発揮しやすくなるからです。

教科書的な動きの相場では、チャートの勉強をした者が勝つ

教科書的な動きの相場では、チャートの勉強をした者が勝つ

「勝ち組」あるいは「負け組」にかかわらず、ずべてのFXトレーダーが、チャートを見ながらトレードをしています。

株の場合は、「ファンダメンタルズ派」の投資家の中には、まったくチャートを見ない人もいますけど、FXの場合は、まずそういった人はいません。

なので、「FX=チャート」と言っても過言ではないんですが、ただ、

皆が同じチャートを見ていても、「見えているものが違う」

ので、トレード成績に大きな差が生まれてしまうんです。
では、なぜそんな大きな差が生まれるのか?

それは、そのトレーダーがチャートについて、どれだけの知識を持っているか、言い換えれば「FXでは、どれぐらいチャートについて勉強したか」が、ハッキリと結果に表れるからなんです。

特にFXはチャートを勉強した「理論派」が有利

株などの他のマーケットに比べて、FXがチャートの理論に従って動きやすい理由は次の通りです。

  1. 1日の取引金額が約600兆円と圧倒的に大きい
  2. 市場規模が大きいので人為的に価格を操作しずらい
  3. 以上の要因により、為替レートは受給と人間の心理が反映されやすい
  4. 結果として、為替レートはチャートの理論に則って動くことが多い

以上のことから、「FXでは、チャートの勉強をしたトレーダーほど有利」になるわけです。

僕の場合で言えば、「レートを予想する勘」がまったくない人間なので、才能のあるトレーダーのような「感覚に頼ったトレード」は、はじめから諦めていました。

そして、ひたすらチャートについての勉強を重ね、「理論武装」することだけに専念してきたんです。

才能のない自分が、才能のあるトレーダーに対抗するには、彼らよりチャートに関する知識をより多く吸収することが必要でした。

そして、FXというマーケットなら、才能だけで戦っているトレーダーに「努力家が勝てる可能性がある」という確信もありました。

僕が株よりFXを短期トレードに選んだ理由」でも書きましたけど、株では損ばかりしていた僕が、FXでは勝てていることが、「FXはチャートの勉強をした者が有利」だということを証明しています。

東京時間はチャートの理論通りに動くことが多い

東京時間はチャートの理論通りに動くことが多い

他のマーケットに比べてチャートの理論に従って動きやすいのがFX市場だと言いましたが、そのFX市場の中でも特に「教科書的な動き」をしてくれるのが、「ドル円の東京時間」です。

一般的には、東京時間はボラティリティ(値動きの幅)がすくないので、この時間のトレードを避けるトレーダーも多くいます。

ですが、僕の場合は、過去のデータを見比べても、東京時間でのトレード成績が他の時間帯よりも良いので、あえて東京時間を選んでトレードしています。

東京時間には、重要指標の発表や要人発言がない

東京時間の僕のトレード成績が良い理由は、「チャートの理論を無視した動きがすくない」からなんです。

どういうことかというと、世界経済に影響を及ぼすような、重要な指標発表や要人の発言は、主にニューヨーク時間、つまりアメリカが昼間の時間帯に行われます。

経済指標でマーケット関係者が予想していなかった数字が出たり、政治家のインパクトのある発言があると、為替相場はチャートの理論など無視して、暴力的にレートが上下に乱高下することが多々あります。

こうなってしまうと、チャートの理論を基にトレードしている僕のようなトレーダーは、完全に「お手上げ状態」になってしまいます。
なにを拠り所にトレードして良いかが分からなくなってしまうからです。

それに比べて東京時間では、日本の経済指標や要人発言があったとしても、世界経済にそこまでのインパクトを与えることがすくないことから、それによってチャートが「かき乱される」こともすくなく、結果として「チャートの教科書通りの動きをしてくれる」傾向にあるんです。

順張り派のニューヨーク時間・逆張り派の東京時間

そんな、「チャートの教科書」的に動く傾向がある東京時間で、僕が勝てているもうひとつ理由は、僕のトレードスタイルが基本的に「逆張り」だからです。

というのも東京時間の相場は、マーケットのメインプレイヤーである「海外勢」の参加がすくなく、高値や安値をどんどん更新していくようなトレンドが発生しにくい、といった特徴があるんです。

こういった相場では、「いったん動いたレートが、また戻ってくる」確率が高いので、僕のような逆張り派のトレーダーに適しています。

逆に、トレンドに乗りたい「順張り派のトレーダー」にとっては、動きだしたレートが「いちいち戻ってくる」東京時間は、まったくリズムに乗れない「しんきくさい相場」に感じられることでしょう。

なので、もしあなたがトレンドフォロー型の「順張り派トレーダー」だとしたら、東京時間よりもニューヨーク時間にトレードする方が、良い成績を残せる可能性が高いと思われます。

ただし、ニューヨーク時間の値動きは、重要な経済指標や要人発言が多く、チャートの理論通りにならないことが多いので、「理論派トレーダー」には難しい相場でもあります。

一方、僕と同じような「理論派かつ逆張り派のトレーダー」にとっては、チャートが比較的「教科書通り」に動いてくれる東京時間は、チャートの勉強の成果がハッキリ表れる「勝ちやすい相場」だと言うことができます。

まとめ

僕はトレードをするうえで「動物的感覚」の働かない凡人トレーダーです。
そんな才能のない僕が、今までFXの世界で生き残ってこられたのは、ただ単に「勉強量」です。

そして、その勉強の成果をもっとも発揮しやすいのが、比較的「チャートが教科書通り」に動いてくれる東京時間だったので、僕はあえて、あまり人気のない東京時間にトレードをしています。

チャートが理論に則って動いてくれる相場なら、勉強次第で、才能のあるトレーダーたちに勝つことが出来ます。

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麦 恵成(バク ケイセイ)
名前:麦 恵成(バク ケイセイ)
生年月日:1970年11月8日
出身:兵庫県神戸市
職業:FXトレーダー兼ファイナンシャルプランナー。元先物取引会社勤務。現(株)エンスージアズム代表取締役。
自己紹介:トレーダー歴はトータルで約20年になります。
主戦場は為替。他にダウ先物・225先物・原油先物など。
現物株は高配当銘柄の長期投資中心。少しだけ新興市場のグロース株も。
Twitter:https://twitter.com/BakuKeisei

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