僕はよく周りの人たちから、
「FXは、勉強すれば誰でも勝てるようになるものでしょうか?」
とか、
「FXで勝てるようになるまでに、どれぐらい勉強して、どれぐらいの期間がかかりましたか?」
と、聞かれることが多いので、これらの質問にお答えしていきたいと思います。
ちなみに、僕は元々先物取引会社に勤めていて、トレーダー歴はトータルで約20年あります(僕のトレード手法は、このブログ内のトレード日記をご覧ください)。
※ 僕は夢を売るつもりも教材などを売るつもりもないので、他のサイトのように「簡単に稼げる」的な甘い言葉は一切ありません。でも、すべて自分が実際に経験した真実です。
FXで勝てるようになるまでに必要なのは、才能やセンスよりも勉強し続ける覚悟
自分の身近に、しかも僕のようなごく普通の人間がFXで勝っているのを見て、「自分にも出来るんじゃないか?」と、FXに関心を持ち始める人が多いんだと思います。
また、冒頭のような質問をしてくる人たちは内心、
「FXでお金は稼ぎたいけど自分には無理なんじゃないか?」
あるいは、
「努力に対して、ちゃんと見合うだけの結果を得られるのだろうか?」
といった疑問や不安もあるのでしょう。
こういった質問を受けた際、僕は次のように答えるようにしてます。
最初の質問の、
「誰でもFXで勝てるようになるか?」
に対しては、

最初はFXで負けてばかりいた僕でも勝てるようになったんですから、きっと誰でも勝てるようになれると思います。
ただし、『勝つまで諦めない覚悟』が必要です
と答えています。
特に「覚悟」の部分は強調しておきます。
2番目の質問の
「FXで勝てるようになるまでに、どれぐらい勉強して、どれぐらいの期間を要したか?」
については、

1日何時間とかじゃなく、使える時間のすべてをFXの勉強に捧げれば、早ければ半年で結果が出始める可能性はある
といった感じで答えています。
質問に対して、勉強量や期間など、あまり具体的な答えができないのは、
「その人がどれぐらいの決意をもってFXに取り組むか、結局は本人次第」
だからです。
人によっては半年で成果が出始める人もいますし、一方では、何年経っても勝てない人もいるので、一概に「どれぐらい勉強すれば勝てる」とか、「何ヶ月経験を積めば勝てるようになる」といったことが言えないんです。
個人差があると言ってしまえばそれまでですが、僕の見るところ、結果を出す人は、「勝てなかった理由はなにか?」を考え、それについて改善しようとします。
一方、なかなか勝てずにいる人は、エントリーにもエグジットにも明確な根拠にとぼしく、勘に頼ったトレードを繰り返しているように感じます。
FXをするうえで多少有利なスタートを切った僕の場合

僕がFXの勉強を始めた頃は、毎日12時間~15時間はチャートを眺めてました。
とにかく、
「知らないチャートパターンをなくしたい、そうすれば論理的には勝てるはず」
という一心で、マーケットと向き合ってましたね。
それにFXとかトレード関連の本も片っ端から読み漁りました(今なら勝っている人のブログやYouTube動画でもOKです)。
チャートを映し出したモニターの前に座り、手元に本を置いておくんです。
で、相場にあまり動きがない時は、本を開いて勉強するようにしてました。
また、コレは良いと思った本は、何度も何度も読み返しました。
「勝者のトレード手法や思考法を、徹底的に自分の脳に刷り込んでやろう。そうすれば、トレードの現場で彼らと同じ行動を自分も取るようになり、同じような結果を残せるようになるはずだ」
そう考えて勉強してました。
要するに、FXで勝てるようになるためには、勉強することが何より大事だと思ってるわけすが、もうひとつ考慮すべきなのは、僕はFXに取り組むにあたって、一般の人よりかなり有利な立場にあった、ということです。
有利だった理由が2つあります。
- 自分で会社を経営してるので勉強時間を作ることができた
- 元々先物取引会社で働いていたので、マーケットの基礎を叩きこまれていた
ということです。
こういった有利な条件にあった上に、1日12時間以上の猛勉強を毎日休みなく続けたことが、FXで勝てるようになった要因だと思います。
金融やマーケットに関する本は、普段聞きなれない専門用語のオンパレードなので、最初はかなり戸惑うことも多いでしょう。
もし、金融やマーケット、トレードに関する知識がまったくない人は、僕よりもっともっと勉強に時間を掛ける必要があるかと思います。
楽な道ではありません。
僕も毎日15時間もチャートとにらめっこしてた当時は、夢にもチャートが出てきましたし、ちょっと気がおかしくなりそうでした。

でも、多くの人が辛さに耐えられず逃げ出して行く険しい道だからこそ、生き残った者が得られる報酬は計り知れないんです。
勉強が苦しい、辛い、と感じた時は、このことを思い出してください。
努力を続けている人は、まだ結果がついてきてなかったとしても、トレーダーとして確実に成長しているはずですから!
同じ苦しみを味わってきた者として、みなさんの努力が報われることを、心の底から願っています。
FXのデモトレードはすぐに勝てるようになる
猛勉強の甲斐あって、デモトレードではすぐに勝てるようになりました。
なんて言うとカッコイイんですが、実際には僕はデモトレードをやる前にリアルトレードから始めて、いきなり手痛い失敗を重ねてるんです。
その失敗の後、「これではいけない」と猛勉強をしたので、その結果、デモトレードでは比較的早くから勝てたんだと思います。
失敗しないと学ぼうとしないのは、僕の悪いクセです…。
ちなみに、最初の失敗とデモトレードの重要性については、「いきなり本番はキケン!まずはデモトレードで練習しましょう」をご覧ください。
ココまで、どちらと言うとFXに対して「悲観的」な内容ばかりのように感じた人も多いかもしれません。
なぜなら、あえてそういう論調で話して来たつもりだからです。
とにかく、巷にあふれているFX関連の情報は、いかにも勝つことが簡単かのように思わせ、高額な商品を売り込もうとする「輩」が沢山いるので、実際には、

猛勉強という代償を払わなければ、絶対にFXで勝てるようにはならない。
ということをお伝えしたかったからです。
もしデモトレードでも勝てない場合は、まだまだ勉強が足りない
リアルトレードで大負けしたあと、僕は猛勉強を始めると同時にデモトレードも始めました。
そして、デモトレードで勝てるようになるまでに、わずか2ヵ月しかかかりませんでした。
要するに、デモトレードでは最初の1ヶ月負けただけで、それ以降数カ月間は勝ち続けました。
勉強さえすれば、デモトレードはすぐに勝てるようになります。
なぜなら、デモトレードでは、心理面の問題がそれほどトレーダーの心に影響を与えないので、勉強で得た知識だけで勝ててしまうんです。
逆に言うと、「もしデモトレードでも勝てない場合は、まだまだ勉強が足りない」ということです。
FXのリアルトレードを始めたら心理面の勉強も始めよう
デモトレードだろうが、リアルトレードだろうが、トレーダーがやるべきことは同じです。
同じなんですが、モニター上で自分のお金が刻々と増えたり減ったりしていく光景は、人の心を想像以上にかき乱します。
心が乱れると、トレーダーの判断を誤らせる場合が往々にしてあるんです。
入るべきポイントでエントリーをためらったり、損切りすべきなのに決心できなかったり。
頭では分かっているのに、心が邪魔して正しいことが出来なかったりします。
なので今度は、

「自分のトレード資金が激しく増減する光景を目の当たりにしても、一喜一憂しない強靭なマインド」
を育てる心理面の知識や経験が必要になってきます。
ただ、心理面に関しては、かなり個人差があるので、「どれぐらいの時間で勝てるようになるか?」は正直分かりません。
リアルマネーでもデモトレードと同じように恐怖心を持たずにトレードできてしまう人もいれば、デモとリアルで成績に差が出る人もいますから。
まとめ
以上が、冒頭で僕が受けた質問、
「FXは、勉強すれば誰でも勝てるようになるものでしょうか?」
とか、
「FXで勝てるようになるまでに、どれぐらい勉強して、どれぐらいの期間がかかりましたか?」
に対する自分なりの答えです。
で、最後に改めて僕の場合を例にすると、

FXを始めていきなり大負け(笑) → 猛勉強を開始 → デモトレードで勝ち続け → リアルトレードでは最初の数カ月間はたまに負ける月もあったり → その後ようやくコンスタントに勝てるように。
ということで、トータルではFXを始めて半年ぐらいで安定して勝てるようになりました。
もともと先物取引会社に勤めていたので、一般の人より有利な位置からスタートしたことと、その後の死ぬ気の猛勉強をしたことを踏まえて、「半年」という時間をみなさんはどうお感じになるでしょうか?
決して短い時間ではありませんし、もし会社勤めをしながらだと、勝つまでに1年や2年は勉強に費やす必要があるかもしれません。
でも、身につけようとしているのは「あなたの人生を変える技術」なわけですから、それぐらいの覚悟をもって取り組んでほしいと思います。
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