FXで勝てない大きな理由は恐怖心【論理的なトレードを妨げるから】

FXで勝てないとき、負けたトレードを振り返っては、「あそこがいけなかった」「ここで判断を誤った」などと、理由を見つけ、自分を納得させてはいませんか?

でも、負けたトレードを検証し、改善したつもりでいても、結局はまた負けトレードを繰り返してしまう…。

僕はもともと先物取引会社に勤めていて、トレード歴は約20年ありますが、負け続けていた初期のころは、上のような感じで、いくらデータを集め、検証を重ねても、なかなか「勝ち組」に入ることが出来ずにいました。

FXやトレードに関する知識と経験は、かなり持っている部類に入るはずなのに、なぜかいつまで経ってもコンスタントに勝つことが出来ず、その理由に悩み続ける毎日でした。

FXで勝てない大きな理由は恐怖心

FXで勝てない理由は恐怖心

この記事のタイトルに、「FXで勝てない理由は恐怖心」と書きましたけど、その前にまず大前提として、「FXに関する最低限の知識は習得したうえでの話」ということを、おことわりしておきます。基礎的な勉強をせずに勝てないのは、当たり前ですからね。

僕はそもそも、

「相場とは、知識のある人が、知識のない人から奪い取るゲーム」

だと認識していたんです。
先物取引会社時代の上司からも、同じような意味のことを教わったことがありました。

だからこそ、勝つために、誰よりもFXやトレードに関する知識を増やそうと努力してきました。
根がオタク気質の僕は、実際、社内の誰よりもマーケットとトレードについての知識を持っていたと思っています。

知識と経験で他の人に負けなければ、必ず現実のトレードでも勝つことが出来る、そう信じていたんです。

ところが、いくら知識と経験を積み重ねても、マーケットは僕に「勝ち組」への扉を開いてくれることはありませんでした。

その当時の僕は、「こんなに勉強してるのに、それでも勝つことが出来ない。自分にはトレードの才能がまったくない。」「もうこの世界は諦めて、他の道を探した方がいいんじゃないか」。そんなことを考え始めていました。

視点を変えたときに気付いた意外なデータ

「自分にはトレードの才能なんてないし、そろそろマーケットに関わることに、見切りをつける時期かもしれない」。
そんなことを思いながらも、一方では、「やっぱり自分はマーケットとかトレードが好きだし、まだ諦めたくない」という思いも捨て切れず、中途半端な精神状態にありました。

そんなときに、ふと今までとは違ったデータを調べてみることを思いついたんです。
それは、

「トレードの、ポジションサイズ別のパフォーマンス」

です。
それまでにも、「FXトレードに最適な時間軸は?【あなたに合った時間軸で勝ち組へ】」で書いたように、トレードの時間軸別のパフォーマンスなどは調べていたのですが、「ポジションサイズ別」というのは、直接パフォーマンスに影響しているとは思えなかったので、調べていなかったんです。

なぜなら、FXにしろ株にしろ、トレードというものは原則として「チャートを基に理論に則ってエントリーとエグジットのポイントを決める」ので、本来、ポジションサイズはトレード成績に影響しないはずだからです。

なので、「ポジションサイズによるパフォーマンスの違い」という発想自体がなかったんです。

ところが、これを調べてみると、結果は意外なものでした。
繰り返しになりますが、上記のように、チャートを基に理論に則ってエントリーとエグジットのポイントを決めていれば、ポジションの大きさは本来トレード成績とは無関係なはずです。

にもかかわらず、結果は、ポジションサイズが小さい時のパフォーマンスの方が良く、ポジションサイズが大きい時のパフォーマンスの方が悪かったんです。

どういうことか、もうすこし具体的にいうと、

ポジションサイズが大きい時のトレードは、小さい時のトレードに比べて、「利確や損切りの際に、チャートが表す理論値からズレる」傾向があることに気付いたんです。

つまり、エントリーとエグジットのポイントはチャート上の理論値によって決まるのですが、決済は自動売買ではなく、あくまで裁量(自己判断)で行っているので、そこに「心理的な影響」が反映されてしまうんです。

要するに、ポジションサイズが大きい際のトレードでは、僕は「いつもと違った精神状態」に陥っていて、本来、理論値まで待って建玉あるいは決済すべきはずが、そこからズレたポイントでしてしまっていることが、データから判明したというわけなんです。

それにしても、ポジションの大きさが、そこまで顕著にトレード成績に影響を与えているとは思ってもいませんでした。意外な盲点でした。

そして、その原因は、FXに関する知識や経験の問題ではなく、明らかに「心、あるいは精神的な問題」であることも、明らかでした。

人間は「怖い」と感じると、冷静な判断が出来なくなる

人間は「怖い」と感じると、冷静な判断が出来なくなる

では、僕の場合、どうしてポジションサイズが大きくなると決済ポイントが理論値からズレれしまったのか?
その答えは簡単です。

僕が大きい金額での取引に「ビビっていた」からです。

ポジョションサイズが増え、取引金額が大きくなると、心に恐怖心が芽生え、普段の冷静な判断が出来なくなってしまうんです。

そのために、理論値からズレた場所でエントリーやエグジットをしてしまい、その当然の結果としてパフォーマンスが落ちていた、というわけです。

この経験があったから、僕は当サイトでFXを勉強中のみなさんに向けて、「初心者はロットは小さく安全に!僕らはソロスではないから!」や、「FXは余裕資金でないと勝てない【値動きに心が乱されるから】」といった記事を書いてきました。

僕の見るところ、FXで勝てずにいる多くの人は、ポジションサイズが大き過ぎます。
大き過ぎる金額に心が揺さぶられ、理性を失い、論理的でないトレードを繰り返しては、負けトレードを積み重ねているように感じます。

昔、ナポレオン・ヒルは、「人間は恐怖それ自体以外に恐れるものは何もない」と言いました。
トレードについても、そう言えるかもしれません。

しかし、人間が、本能として備わっている恐怖心を克服することは、そう簡単なことではないでしょう。
トレード歴約20年の僕でさえ、大きなロットで取引する際には恐怖を覚えます。

なので、FX初心者の方には、ぜひあなたが恐怖を感じない程度のポジションサイズに限定し、論理的な判断が出来る状態でトレードに向かって欲しいと思います。

トレードに慣れてくるうちに、許容出来る取引金額も増えてくることでしょう。
それまでは、ロットを大きくし過ぎないでください。

もし、トレード中に手に汗をかいたり、ドキドキしたり、恐怖を感じた時は、明らかにポジションサイズが大き過ぎます。
このことを忘れないでください。

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麦 恵成(バク ケイセイ)
名前:麦 恵成(バク ケイセイ)
生年月日:1970年11月8日
出身:兵庫県神戸市
職業:FXトレーダー兼ファイナンシャルプランナー。元先物取引会社勤務。現(株)エンスージアズム代表取締役。
自己紹介:トレーダー歴はトータルで約20年になります。
主戦場は為替。他にダウ先物・225先物・原油先物など。
現物株は高配当銘柄の長期投資中心。少しだけ新興市場のグロース株も。
Twitter:https://twitter.com/BakuKeisei

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