僕がXMで口座を開設した時は、実はあまり深く考えずに「スタンダード口座」を選んでアカウントを作ってしまいました。
なんとなく、「スタンダードを選んでおけば問題ないだろう」という軽い感じで。
結果的には、僕のトレードスタイル(1万通貨を1ポジとし、10発まで入れてポジションを作る)に最も合うのが「スタンダード口座」だったので、結果オーライではありましたが。
でも、実際には「スタンダード口座」の他にも、「マイクロ口座」と「ゼロ口座」という計3つのタイプのアカウントがXMには用意されていて、あなたのトレードスタイルに合ったアカウントを選べるようになっています。
国内のFX業者の場合は、基本的に口座タイプはひとつなので、多くの日本人トレーダーにとって「アカウントを選ぶ」という作業は必要ありませんでしたよね。
そこで、ここではXMならではの、「口座タイプ」についてお話ししたいと思います。
XMの口座は3タイプ。あなたのトレーダースタイルに合った口座を選びましょう
繰り返しになりますが、XMには、「スタンダード口座」「マイクロ口座」「ゼロ口座」という3つのタイプのアカウントがあります。
基本的には、「スタンダード口座」を選んでおけば間違いないのですが、トレードスタイルによっては、「マイクロ口座」と「ゼロ口座」の方がピッタリな場合もあります。
では、それぞれのアカウントの特徴を見ていきましょう。
1 スタンダード口座 – 本格的にFXをする人はコレ
僕をはじめ、XMでトレードする人のほとんどは「スタンダード口座」を使ってトレードしています。
“スタンダード”とは言っても、最低取引単位は1000通貨からと、かなり手軽にFXを始められます。
これは、国内の「DMM FX」や「GMOクリック証券」の「最低1万通貨からの取引」よりも、敷居が低く設定されていることになります。
最小1000通貨から最大500万通貨までロットを入れられ、なお且つXMのすべてのボーナスが受けられます。
ほとんどのトレーダーにとっては、この「スタンダード口座」が一番お得な口座タイプだと言えるでしょう。
唯一、「スタンダード口座」よりも、あとに説明する「ゼロ口座」の方に適しているのは、「資金量の豊富なスキャルパー」です。
大きなロットでのスキャルピングを得意とされる方は、下にある③の「ゼロ口座」をご覧ください。
- 1ロットは10万通貨。
- 最小1000通貨、最大500万通貨までの取引が可能。
- XMのすべてのボーナスが受けられる。
- 最大888倍のハイレバレレッジ。
「スタンダード口座はXMのメインのアカウント」だけあって、XMの特徴的なサービスでもある「3種類のボーナス」をすべて利用することが出来ます。
2 マイクロ口座 – 最低入金額の5ドルからFXを始められる初心者向け
「スタンダード口座」の最低取引単位1000通貨よりも、「もうちょっとポジションサイズを小さくしたい」という方向けの口座です。
「マイクロ口座」では、スタンダード口座の1ロット10万通貨に対して、1ロット1000通貨に設定されています。
なので、MT4でロット数を「0.01(これがMT4の最小単位)」にすれば、1ロット(1000通貨)の100分の1、つまり10通貨からFXトレードを始めることができます!
- 1ロットは1000通貨。
- 最小10通貨、最大10万通貨までの取引が可能。
- XMのすべてのボーナスが受けられる。
- 最大888倍のハイレバレレッジ。
少額からFXを始められるのが、「マイクロ口座」のメリットですが、1回あたり最大でも10万通貨までしかポジションを持てないのがデメリットです。
「場合によっては10万通貨以上のロットも入れたい」という方は、「スタンダード口座」でアカウントを作る必要があります。
途中で口座タイプを変更することはできませんので。
あと、ボーナスに関しては、スタンダード口座と同じで「すべてのボーナス」を受け取ることが可能です。
3 ゼロ口座 – スプレッドをゼロ、手数料を5ドルにしたスキャルパー向け
XMはスプレッドがやや広めなのが唯一のネックで、「スキャルピングに適さないブローカー」でもありました。
そんな短所を補い、スキャルピングでも利益を出すことを可能にしたのが「ゼロ口座」です。
「ゼロ口座」という名前の通り、このアカウントでは「スプレッドはほぼゼロ」に設定されています。
ただし、スプレッドがほぼゼロの代わりに、取引手数料が1ロット(10万通貨)あたり5ドル掛かります。
手数料の5ドル(約500円)というのは「片道」の料金なので、決済まで、つまり「往復」では10ドル(約1000円)掛かることになります。
また、「ゼロ口座」では、「入金ボーナス」と「ロイヤルティボーナス」が適用されないというデメリットもあります。
「スタンダード口座」と「ゼロ口座」を比較すると、取引コストだけで言えば、「ゼロ口座」がやや有利です。
ですが、適用されない「入金ボーナス」と「ロイヤルティボーナス」のうち、投資金額を大幅に増やしてくれる「入金ボーナス」のメリットが受けられないのは、かなりのデメリットと言えるでしょう。
- スプレッドをゼロにし、手数料を5ドル(片道)に設定している。
- 最小1000通貨、最大500万通貨までの取引が可能。
- 「口座開設ボーナス」は受けられるが、他のボーナスは対象外。
- 最大レバレッジは500倍。
以上のことから「ゼロ口座」は、「ポジションサイズが大きく、かつトレードスタイルはスキャルピング」という人に適している口座です。
アカウント別比較一覧
XMの、「スタンダード口座」「マイクロ口座」「ゼロ口座」の特徴を一覧にまとめると、以下のようになります。
マイクロ口座 | スタンダード口座 | ZERO口座 | |
---|---|---|---|
1ロットの数量 | 1000通貨 | 10万通貨 | 10万通貨 |
最小取引単位 | MT4=10通貨・MT5=100通貨 | 1000通貨 | 1000通貨 |
1回の最大注文数 | 100ロット(10万通貨) | 50ロット(500万通貨) | 50ロット(500万通貨) |
レバレッジ | 最大888倍 | 最大888倍 | 最大500倍 |
入金額以上の損失 | なし | なし | なし |
手数料 | なし | なし | 1ロット=5ドル(片道) |
ボーナス | すべてあり | すべてあり | 口座開設ボーナスのみ |
両建 | 可 | 可 | 可 |
最低入金額 | 5ドル | 5ドル | 100ドル |
あなたがXMでトレードする目的は、次のうちどれか?
ここまで、XMの「スタンダード口座」「マイクロ口座」「ゼロ口座」の、それぞれの特徴について見てきました。
次は、トレーダーの目的別に、適したタイプのアカウントを見ていくことにしましょう。
スキャルピングを信用できる海外FX業者でしたい
FXのトレーダーの中には、スキャルピングという「短時間で何度も売買を繰り返す手法」を好む人がたくさんいます。
僕も初心者のころはスキャルパーでした。
スキャルピングを好むトレーダーの特徴は、
- 一度含み益になったら、さっさと利確して、それを失いたくない。
- ポジションを長く保有するのが精神的につらい。
- 損失が膨らむ前に、早めにロスカットしたい。
といったことが挙げられます。
これらの要素は、人間なら誰しもが本能的に持っているものなので、ある意味、スキャルピングは人間の本質に合ったトレーディング手法だとも言えます。
ところが、国内、海外を問わず、いざ「スキャルピングに適した口座を見つける」となると、「なかなか見当たらない」というのが正直なところだと思います。
スキャルピングを行うには、まず「スプレッドが狭いこと」が前提条件になります。
ところが、スプレッドが狭い国内のFX業者のほとんどが、「スキャルピング禁止」となっているからです。
これは、客の注文を自社でカバーする国内FX業者の「ディーリングデスク方式」が原因で、細かい注文を短時間に繰り返されては、「カバーが追いつかない」からです。
一方で、客の注文を直接インターバンク市場に流す海外FX業者の「ノンディーリングデスク方式」では、スプレッド(実質的な手数料)が広くならざるを得ません。
そんな、「ジレンマの中にあるFXトレーダー」に合わせて作られたのが、スプレッドをゼロにしたXMの「ゼロ口座」です。
手数料は1ロットあたり5ドル掛かりますが、他の口座タイプよりは割安です。
海外FX業者が採用する「ノンディーリングデスク方式」は透明性・信頼性が高く、かつ「ゼロ口座」は手数料も割安なので、「スキャルピングを信用できる海外FX業者でしたい」とお考えの方には最適です。
海外FX業者を使って少額のトレードをしたい
もしかすると、海外のFX業者は10万通貨を1ロットとして数える(国内は1万通貨)ことから、「お金のある人しか海外ブローカーは使えない」と思っている人がいるかもしれません。
でも、実際はその逆で、海外FX業者の方が「最低取引単位」は少額に設定されているケースがほとんどです。
例えばXMにしても、「スタンダード口座」の最低取引単位は0.01ロット、つまり1000通貨。「マイクロ口座」だと10通貨から取引できます。
なので、「まずは少額からFXを始めたい」という人ほど、海外ブローカーを使う方が、余裕のあるトレードを行うことができます。
繰り返しになりますが、XMの「マイクロ口座」の場合、10通貨というごく少額から、安全にFXを始めることができます。
ただし、XM「マイクロ口座」の最低入金額が約500円なので、少なくとも500円以上は必要ですが。
僕は「FXトレーダーズマインド」でも何度も書いてきたように、「初心者は負ける確率が高いので、最初のうちは少額で練習を重ねるべき」だと考えています。
少額であれば、何度負けても復活することができますし、練習回数を増やすことで、徐々にトレードが上手になっていきますから。
そういった意味でも、「海外FX業者を使って少額のトレードをしたい」というトレーダーのプラットフォームとして、XMの「マイクロ口座」が最良の選択だと思います。
XMのお得なボーナスを有効活用したい
XMを使うことのメリットはいくつもありますが、特に大きなのが「口座開設ボーナス」「入金ボーナス」「ロイヤルティボーナス」の、3種類のボーナスです。
- 「口座開設ボーナス」は、ただXMで口座を開設するだけで、すべての人にトレード用資金として3000円がXMからプレゼントされます。
- 「入金ボーナス」は、あなたが口座に入金した資金を2倍にしてくれます。
- 「ロイヤルティボーナス」は、XMのポイントサービスで、トレードすればするほどポイントが貯まっていきます。
XMは、国内FX業者のように「客の損で儲ける」ような商売はしていません。
ということは、客であるトレーダーが勝って、トレードを続けてくれないと、XMは儲からないわけです。
そのために、これらのボーナスを設定することで、とにかく「客が勝てるように」と工夫をしてくれています。
以上の3種類のボーナスを上手に利用すれば、それだけでも他のブローカーを使うトレーダーより有利に戦うことができます。
ただし、「ゼロ口座」に関しては、「入金ボーナス」以外のボーナスが対象外となるので、「XMのお得なボーナスを有効活用したい」という方は、「スタンダード口座」か「マイクロ口座」の利用する必要があります。
XMの「3種類のボーナス」について、より詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
XMには、知って利用すればたいへんお得なボーナスが用意されています。僕が実際に「得した」ボーナスの使い方について詳しくお話ししています。
とにかく888倍のハイレバレレッジで一獲千金を狙いたい(お勧めしません)
毎日コツコツと、地味なトレードで利益を積み重ねていくのがプロのトレードです。
プロトレーダーからすれば、888倍のレバレッジを掛けるなんてことは「冗談」としか思えません。
もし仮に、ハイレバレレッジで挑んだトレードが上手くいったとしても、それはただの偶然です。
なので、同じことを繰り返していては、いつか必ず「マーケットから強制退場」させられます。
プロトレーダーのトレードは、そのすべてが根拠に基づいたものでなければなりません。
根拠がないのにエントリーしてはいけません。
根拠に基づかないトレードは「ただのギャンブル」です。
為替市場はチャンスに満ちあふれています。
無理なリスクを背負って「大勝負」をする必要はないんです。
チャンスをじっくり待ち、リスクを最小限にとどめ、可能性が高い時だけコツコツと稼ぐ。
そうやってセルフコントロール出来るトレーダーが、結局は勝つトレーダーです。
僕のサイトを見てくださっている方には、一獲千金を狙うギャンブルではなく、地に足のついたプロのトレードに徹してほしいと思います。