【論理的FX】僕がエントリー&エグジットする際の根拠

みなさんは、FXのトレードをする際に、どういった理由でエントリーしていますか?
また、どういった理由でエグジット、つまり、利確または損切りしていますか?

僕がまだFX初心者だったころは、この部分があいまいだったために、なかなか勝てずにいました。
それに、自分でもエントリーとエグジットの明確な根拠を持たずにトレードしていたので、勝った理由や負けた理由すら理解できずにいました。

今思うと、当時はずいぶん勘に頼った、適当なトレードをしていたものです。

【論理的FX】僕がエントリー&エグジットする際の根拠

【論理的FX】僕がエントリー&エグジットする際の根拠

僕のある日のトレード(トレード日記より)

https://fx-tm.com/wp-content/uploads/2021/01/prof3.jpg
元先物トレーダー 麦恵成

僕はハッキリ言って、「FXの才能がないトレーダー」です。
その証拠に、今の「論理的なFXトレード手法(トレード日記を参照ください)」を確立する前の、勘に頼ったトレードをしていたころは、ただひたすら負け続けていたんです。

僕の友人でもある某FXトレーダーなどは、まるで為替のディーラーのように、瞬間瞬間の判断で売買を繰り返しては、利益を積み重ねているのですが、僕にはそんな才能はまったくありません。

僕のような才能のないトレーダーが、その場の雰囲気や勘に頼ったトレードをすると、ほぼ確実にマーケットにお金を吸い取られる結果になります。

一度、その友人の「勝利の極意」を探ろうと、彼のトレード履歴をチャート上にプロットして研究したことがあるんですけど、正直言って、あれは理論ではなく「感覚」によるトレードだと思いました。

実際、そのことを本人に聞いてみたところ、彼自身も「自分は理論よりも感覚に頼って取引している」と話してましたから。

また、だからこそ僕のような「理屈攻め」のトレードに憧れるとも話していましたけど、僕からみれば、感覚だけで勝てるなんて、どれだけ素晴らしいことかと、その才能が羨ましくて仕方ないのですが…。

僕の、すべてのエントリーとエグジットには理屈がある

では、FXの才能のない僕が、普段どうやってトレードしているのか?
また、どうして毎日「トレード日記」にあるように、利益を積み重ねていけるのか?

その答えは、エントリーする前に、以下の3点を必ず確認してから入るようにしているからです。

  1. エントリーする際のチャート上の根拠はなにか
  2. リスクリワードは合うか(基本リスク1に対して2以上の利益が見込めるか)
  3. 利確、あるいは損切りすべき論理的なポイントはどこか

この3つは、このサイトの他の場所でも何度か取り上げているように、すごく重要な要素です。
僕がFXで勝てるようになったのにはいくつかの理由がありますが、その中でも最も大切なのが、この3つの条件を守ったトレードをすることなんです。

トレード日記には、毎日、以下のようにチャート上に僕がエントリーした根拠と、利確または損切りした理由を書き込んでいます。
あと実際にトレードした証拠に、ブローカーの売買履歴も掲載しています。

これらを見ていただくと、僕のFXトレードには、必ず「どういう根拠があってエントリー&エグジットしたか?」が分かるようになっています。

僕は必ず、チャート上の「根拠」を基にエントリー&エグジットしている。

僕は必ず、チャート上の「根拠」を基にエントリー&エグジットしている。

例えば、その日のチャートが、75MAがすごく効いていると判断したら、「75MAを拠り所」にトレードしますし、固いサポートレジスタンスラインで毎回跳ね返されていると判断したら、「そのサポレジを拠り所」にトレードするといった具合です。

「拠り所」となるポイントは、その日の相場つきによって変わってくるので、まずはチャートを見て、

  • 今の相場は4時間MAが効いている
  • 5分足の100MAがなかなか割れない
  • このサポレジは、もうすぐブレイクされそう

といったように、「チャートに現れている特徴」を見抜くようにします。

でも、決して難しいことではなくて、毎日何時間もチャートとにらめっこしていれば、誰にでも判断出来るようになるものです。
そして、その「チャートに現れている特徴」を根拠にして「トレードのイメージ」を作っていく感じです。

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元先物トレーダー 麦恵成

ここで重要なのは、エントリーする際の根拠も、利確または損切りする際の根拠も、必ず「チャートに現れている特徴」を基に判断し、絶対に「自分の勘」に頼らないことです。

人間はみな自分の都合に良いようにチャートを先読みしてしまう習性を持っているので、トレードをする時は、あくまでチャートに現れている現実だけを判断材料にするようにしましょう。

チャート上に拠り所がないとトレードできない?

チャート上に拠り所がないとトレードできない?

以上のように、僕のトレードには、必ずエントリーする根拠と、利確または損切りする根拠があって、その条件が揃わない場面では決してトレードすることはありません。

このように、

感情を捨てて、チャートに現れる事実だけを基にトレードの判断をするようになってから、ようやく僕は、FXでコンスタントに利益を積み重ねていくことが出来るようになったわけです。

この手法は、FXに限らずすべてのマーケットにおいて有効で、根拠に基づいた「論理的トレード」を実践するだけで、「適当な雰囲気トレード」をしている負け組トレーダーたちから、資金を奪うことが出来ます。

一方、根拠に基づいたトレードの欠点としては、「チャート上に拠り所がないとトレードできなくなってしまう」ことです。

例えば、レートが、長期間上値を抑えていたサポートレジスタンスをついにブレイクして、高値を更新していったとします。

このような場合、近くに「直近高値」はなく、「真空地帯」での攻防となります。
僕が普段、判断の根拠としている「移動平均線やサポートレジスタンスラインが存在しない」、未知の領域に局面が移ってしまいます。

こうなってしまうと、僕はとたんに「なにを拠り所にトレードすればいいか」が、分からなくなってしまうんです。

【自分への誓い】根拠のない場面で勘に頼ったエントリーは絶対にしない

なので、結論としては、このような局面では「絶対にトレードしない」ということになります。

そして、

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元先物トレーダー 麦恵成

「根拠のない場面で勘に頼ったエントリーは絶対にしない」ことを、「自分への誓い」としています。

負け組トレーダーたちのトレードを見ていると、多くの場合、「余計な場面でトレードをしている」ことがあまりに目につきます。

もともとは、僕自身もそうだったわけですけど、チャート上にトレードの根拠となるポイントがないまま勘だけでエントリーしてしまうと、そのポジションを持ったことに自信が持てません。

自信が持てないと、
そのポジションを持ち続けていいのか?
どこで利確または損切りすればいいのか?
なにもわからないトレードとなってしまいます。

その結果やりがちなのは、レートが上に行ったのを見て「よしロングだ」とエントリーし、レートが逆に下に行き出すと「やっぱりショートだ」と今度はドテンしたりと、ただ「レートのお尻」を追いかけて連射しまくるポジポジ病にかかってしまいます。

結局そうやって、負け組トレーダーたちは、資金をマーケットに吸い取られていきます。
張本人だった僕が言うんですから、間違いありません(笑)。

ということで、最後に繰り返しになりますが、ぜひみなさんには、

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元先物トレーダー 麦恵成

トレードをする際には必ず「チャート上の根拠を基にエントリー&エグジットすること」を実践し、「根拠のない場面で勘に頼ったエントリーは絶対にしないこと」

を、「ご自身への誓い」としてもらいたいと思います。

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麦 恵成(バク ケイセイ)
名前:麦 恵成(バク ケイセイ)
生年月日:1970年11月8日
出身:兵庫県神戸市
職業:FXトレーダー兼ファイナンシャルプランナー。元先物取引会社勤務。現(株)エンスージアズム代表取締役。
自己紹介:トレーダー歴はトータルで約20年になります。
主戦場は為替。他にダウ先物・225先物・原油先物など。
現物株は高配当銘柄の長期投資中心。少しだけ新興市場のグロース株も。
Twitter:https://twitter.com/BakuKeisei

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